400冊超の英語絵本の紹介。英語学習者、絵本好きの方におすすめです。

世界むかし話

世界むかし話

THE THREE BILLY GOATS GRUFF

Three Billy Goats Gruff

三びきのやぎのがらがらどん マーシャ・ブラウン 文と絵  せたていじ訳 福音館書店

主なキャラクター
3匹のヤギのグラフ トロル

山をめざすヤギ。待ちかまえるトロル。
ONCE on a timeと、おなじみの導入で始まるノルウェーの民話です。登場するのは、山へ草を食べに行こうとする3匹のヤギと谷底に潜む怪物トロル。ヤギはいずれもグラフ(Gruff)の名を持ち、体が小さいの、中くらいの、大きいのの取り合わせ。小さいグラフから順に谷川にかかる橋を渡りトロルと対面します。クライマックスは大のグラフが登場する場面。トロルの脅しを堂々受けてたち、見事にやっつけてしまいます。絵も文章も迫力満点です。

橋を渡る"Trip, trap! trip, trap!"の擬音、トロルとの3匹3様のやりとり、物語を締めくくる"Snip, snap, snout. This tale's told out."など声の調子を変えて読み聞かせすると盛り上がりますよ。
邦訳ではヤギの名前Gruffに「がらがらどん」と天下一品の日本名が付けられています。がらがらどんのお話はマーシャ・ブラウンの迫力ある絵とともに忘れられない絵本として子ども心に刻まれるのではないでしょうか。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"It's I! the BIG BILLY GOAT GRUFF!"said the billy goat, who had an ugly hoarse voice of his own.
大ヤギが圧倒的な威圧感!

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STONE SOUP

Stone Soup (Aladdin Picture Books)

せかいいち おいしいスープ マーシャ・ブラウン 文と絵  こみやゆう訳 岩波書店

主なキャラクター
3人の兵士

アツアツ石のスープには知恵と笑顔がたっぷり。
戦争帰りの3人の兵士が異国の地をとぼとぼ歩いています。体はへとへと、お腹はぺこぺこです。ある村にたどり着きました。食べ物を分けてもらおうと村人に頼みますが、どの家も食べ物はないと断ります。実は村人は食べ物を隠していたのです。そこで3人の兵士は思案をめぐらし、こう呼びかけます。「みなさん、我々が石のスープを作ってあげましょう」。石のスープ?いったいどうやって作るんだ?好奇心にかられて集まった村人の前で、スープ作りが始まります。

大きな鉄鍋にお湯を沸かし3つの石が投入されてスープができていく様子は、思わずにんまり。
兵士3人の知恵が作った石のスープはみんなを幸せにする魔法のスープですね。
文と挿絵を手がける マーシャ・ブラウンは民話に基づいた多くの作品を世に送り出しています。
ノルウェー民話『THE THREE BILLY GOATS GRUFF』(三びきのやぎのがらがらどん)もそのひとつです。本作はフランスの民話で、1948年のコルデコット賞オナー賞を受賞しています。オレンジの色使いが印象的で、人物の表情や仕草がいきいきと描かれていす。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
They danced and sang far into the night.
おいしい食事のあとは、夜が更けるまで歌って踊って。

WHY THE SUN AND THE MOON LIVE IN THE SKY

Why the Sun and the Moon Live in the Sky: An African Folktale

たいようとつきはなぜそらにあるの?―アフリカ民話より
エルフィンストーン・ディレル文  ブレア・レント絵 きしのじゅんこ訳 ほるぷ出版

主なキャラクター
太陽 月 水

アフリカ生まれ、太陽と月と水の物語。
まるでアフリカの祝祭を描いたような、民族色豊かなイラストが大きな魅力です。もとになっているのはナイジェリアに伝わる民話です。むかしむかし、地上で仲良く暮らしていた太陽と月と水。たくさんの仲間を引き連れた水を迎えるために、太陽と月は大きな家を建てます。いよいよ水がやってきました。どんどん仲間が増えるにしたがって家の中の水位は上昇し、太陽と月は上へ追いやられ、屋根を越え、空へ昇ってゆきます。

太陽と月と水、そして水の生きものたちの姿にアフリカの大地のエネルギーが感じられます。1969年にコルデコット賞オナー賞を受賞した作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
The water then began to flow in, accompanied by the fish and all the water animals.
にぎやかに到着した水の国の御一行。うすいブルーとグリーンの色彩が印象的です。

PUSS IN BOOTS

Puss in Boots

ガルドンのながぐつをはいたねこ ポール・ガルドン 文・絵  てらおかじゅん訳 ほるぷ出版

主なキャラクター
ネコ 粉屋の三男 

出世の陰に長靴をはいたネコあり。
ヨーロッパに伝わる民話で、シャルル・ペローの童話が知られています。ポール・ガルドン描く主役のネコは賢くて愛嬌たっぷり、赤いブーツがとってもクールです。
年老いた粉屋には3人の息子がいて、長男には粉挽き小屋、次男にはロバ、三男にはネコを財産として分け与えます。途方にくれる三男にネコが言います。「わたしに長靴と紐付きの袋をください。そうすればご主人さまはきっと幸せになりますよ」。望み通りに長靴と袋を手に入れたネコは知恵をめぐらし策をねり、見事に約束を果たします。
「Once long ago there was a miller.」で始まる物語は王さまとお姫さまが華やかに盛り上げ、巨人の登場でおおっと感嘆し「And they all lived happily ever after.」と、めでたしめでたし。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Help, Help!" Puss yelled as he ran into the road. "The Marquis of Carabas has been robbed!"
the Marquis of Carabas(カラバ侯爵)って一体だれかと思えば粉屋の三男のこと。一体どうなってるの。

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THE MITTEN

The Mitten

てぶくろ―ウクライナ民話 アルビン・トレッセルト文 ヤロスラーバ絵  三木卓訳 のら書店

主なキャラクター
男の子 森の動物たち

ミトンに集まるぬくぬく仲間。
ウクライナに伝わる民話です。森へ薪を集めにきた男の子が片方のミトンを落としてしまいます。するとネズミがやってきて中へもぐりこみます。カエルも仲間に加わりました。今度は空からフクロウが舞い降りてミトンの中へ。森の小道にウサギが現れました。窮屈だけどごいっしょしましょ。

真冬の森でミトンのぬくもりを求めて動物たちが次から次へと集まってきます。ミトンの中でおしあいへしあい。突拍子もないお話を繊細な線画が上質なユーモアでくるみ、幻想的な物語に仕立てています。白地とグリーン地を交互に配し、色の使用を控え目にした挿絵が凍てつく世界を美しく表現。散りばめた雪の結晶が軽快なアクセントになっています。民族衣装に身を包んだ動物たちがとてもキュートです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Nonsense!" said the bear. "There's always room for one more."
ひとりくらい大丈夫、とはいってもクマさんですからね。大丈夫、かな...。

FROG WENT A-COURTIN

Frog Went A-Courtin' (Voyager/HBJ Book)

かえるだんなのけっこんしき ジョン・ラングスタッフ文 フョードル・ロジャンコフスキー 絵
さくまゆみこ訳  光村教育図書

主なキャラクター
カエル ネズミ

カエルとネズミの結婚式をみんながお祝い。
400年以上前にスコットランドで生まれ、時代を越えて親しまれてきた『FROG WENT A-COURTIN』の歌。カエルがネズミに求婚し、おじさんの許可を得てめでたく結婚の運びとなり、ふたりの結婚式に動物たちが集うという愉快な内容です。長い間愛唱されているうちに少しずつ歌詞が変わり、バリエーションもいろいろ。本書は各地に伝わる歌詞を元にジョン・ラングスタッフが再編した物語です。
フョードル・ロジャンコフスキーが描く動物たちの繊細で愛らしいこと!ネズミ、アライグマ、アリなどの体の特徴を綿密に描写し、しかもユーモア感覚いっぱい。クラシックなファッションや小物も目を楽しませてくれます。1956年にコルデコット賞を受賞した作品です。

実を言えば表紙の絵に惹かれて手に取った絵本で『FROG WENT A-COURTIN』というタイトルも歌も聞いたことがありませんでした。歌は何世代にもわたり歌い継がれ、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンはじめ多くのミュージシャンによってカバーされています。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Next to come in was a big black bug,
On his back was a cider jug.
結婚式に参列する昆虫や動物がライムにのってリズミカルに紹介されます。

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THE THREE LITTLE PIGS

The Three Little Pigs (Picture Puffins)

THE THREE LITTLE PIGS JAMES MARSHALL文・絵

主なキャラクター
3匹のコブタ オオカミ

昔ながらのかわいいコブタと悪者オオカミ。
おなじみ3匹のコブタとオオカミのお話です。1番目のコブタはわらで家を造りオオカミに家を吹き飛ばされ食べられてしまいます。2番目のコブタは木の枝の家で同じ運命をたどります。そして3番目のコブタ。レンガで家を建て、オオカミの誘いを上手にかわして最後ににっこり。

本来の結末は残酷であると子ども向けにアレンジする場合もあるそうです。本書では絵は愛らしくほのぼのと、文は少々手応えあり、結末は手加減なしでガブリといきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Here I come!" cried the wolf. "Dinnertime!"
レンガの家の煙突から忍び込むオオカミ。やっと飯にありつける、はずが。

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THE TRUE STORY OF THE 3 LITTLE PIGS

The True Story of the 3 Little Pigs (Picture Puffin)

三びきのコブタのほんとうの話 ジョン・シェスカ文 レイン・スミス絵 
いくしまさちこ訳  岩波書店

主なキャラクター
アレクサンダー・T・ウルフ

「コレが真相だ!」とオオカミの告発。
「3匹のコブタ」のおかげですっかり悪玉にされてしまったオオカミが反撃に出ました。立ち上がったのはアルことアレクサンダー・T・ウルフ。いわく、ブタを食べるのはオオカミの習性なんだから文句を言われる筋合いではない。確かにその通り。世に流布する怖い腹黒オオカミの真相はくしゃみと砂糖に隠されている。ええっ!そうなの?と驚かせてアルの告発が始まります。

視点や立場を変えるといろんなものが見えてくる、なんてしたり顔の教訓を蹴飛ばすようなユーモアとサービス精神に満ちた痛快作です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Everybody knows the story of the Three Little Pigs. Or at least they think they do. But I'll let you in on a little secret. Nobody knows the real story, because nobody has ever heard my side of the story.
真実の物語へ誘う冒頭の言葉。オオカミは何を語るのでしょう。

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THE THREE PIGS

The Three Pigs (Caldecott Medal Book)

THE THREE PIGS デイヴィッド・ウィーズナー  文・絵

主なキャラクター
3匹のブタ

飛んで飛んでトンでもないところへ。
「3匹のブタ」のお話です。顔を寄せ合う表紙の3匹が何やら意味ありげで好奇心をくすぐります。
わらと木の枝とレンガの家に住み、オオカミがhuff and puffするとその勢いでブタたちは飛ばされてしまいます。どこへかっていうと、物語の外へ。オオカミの魔の手から逃れた3匹は紙飛行機に乗ってヒューッ。着いたところはマザーグースの世界!そこからまた別の物語へ入り込んで...。

他の物語の登場人物を連れてきて、最後にオオカミにギャフンと言わせます。作者のイマジネーションが読者を不思議な世界に連れていってくれます。2002年のコルデコット賞作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Let's explore this place."
"OK. Just let me fold this up..."
オオカミが登場するページを折って紙飛行機のできあがり!

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The Great Big Enormous Turnip

The Great Big Enormous Turnip (Picture Mammoth)

おおきな おおきな おおきなかぶ アレクセイ・トルストイ文  ヘレン・オクセンバリー絵 
こぐま社編集部訳  こぐま社

主なキャラクター
おじいさん おばあさん 孫娘 イヌ ネコ ネズミ

一家総出でヨイショ!ヨイショ!
よく知られたロシアの民話です。タイトルに大きいを意味する形容詞が3つ並び、いかにもデカい感じがします。おじいさんの植えたカブが収穫の時期を迎えました。引き抜こうとしますがどうにも抜けません。おばあさんを呼んで一緒にヨイショ。全然抜けません。孫娘も引っ張ります。まだまだ。イヌ、ネコの手も借りてヨイショ。最後にネズミも加わってヨイショヨイショ。抜けた!

ヘレン・オクセンバリーの絵は横から上から、アップやワイドで「ヨイショ、ヨイショ」を描き、見ているこちらも思わず力が入ります。やせ型のおじいさんにふくよかなおばあさん。おてんば孫娘にイヌ、ネコ、ネズミも個性と存在感が光っています。ちなみに絵本作家ジョン・バーニンガムはオクセンバリーの夫です。いたずらっぽい動物たちはガンピーさんの仲間と相通じるところがあるようです。
日本語版『おおきなかぶ』は佐藤忠良さん、田島 征三さんなどの挿絵により出版されています。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Grow, grow, little turnip, grow sweet.
Grow, grow, little turnip, grow strong.
植えるときに、カブにこう語りかけたおじいさん。まるで呪文のように効いたみたい。

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Arrow to the Sun

Arrow to the Sun: A Pueblo Indian Tale (Picture Puffin)

太陽へとぶ矢  ジェラルド・マクダーモット 文・絵  神宮輝夫訳 ほるぷ出版

主なキャラクター
少年

少年は矢になって太陽をめざす。
アメリカのプエブロインディアンに伝わる太陽にまつわるお話です。ジェラルド・マクダーモットのイラストが圧倒的な迫力で神話の世界に引き込みます。
太陽の王が放った生命の矢によって1人の乙女が受胎し、男児を授かります。成長した少年は父を捜す旅に出ます。トウモロコシを栽培する男、陶器を作る女を訪ね歩いたあと、矢を作る賢人の元へ。少年の素性を見抜いた賢人は少年自身を矢に仕立て、空へ放ちます。少年の矢は太陽めがけて飛んでいきます。

地上はオレンジと黒のグラデーションで描かれる単調な世界。太陽の国ではピンクや青や緑が加わって力強い生命の躍動を感じさせます。直線と曲線を組み合わせた独特の幾何学模様、メリハリのきいた色彩が繰り広げる物語はとてもドラマチックです。1975年のコルデコット賞に輝いた作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
You must pass through the four chambers of ceremony―the Kiva of Lions, the Kiva of Serpents, the Kiva of Bees, and the Kiva of Lightning.
息子と認められるにはライオン、ヘビ、ハチ、稲妻の試練に耐えなければなりません。

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The GINGERBREAD BOY

The Gingerbread Boy

The GINGERBREAD BOY  Richard Egielski 文・絵

主なキャラクター
ジンジャーブレッドボーイ

NYを逃げ回るジンジャーブレッド君。
オーブンから跳び出したのはこんがり焼けたジンジャーブレッドボーイ。部屋から逃げて走る走る!捕まえようと後を追う夫婦。いい匂いに誘われて追っかけの数はどんどん増えていきます。

人型のクッキーが逃げ回るお話は『THE GINGERBREAD BOY』または『THE GINGERBREAD MAN』のタイトルでいくつかのバージョンがあるようです。本書は舞台をニューヨークに設定してひとひねり。若いカップルの部屋から始まり、建設工事現場の作業員、地下鉄のミュージシャン、セントラルパークの騎馬警官が追っかけに加わります。最後はキツネが悪知恵をめぐらせて...。

ジンジャーブレッドの材料は小麦粉、卵、バター、ブラウンシュガー、糖蜜、ショウガ、シナモン、塩、コショウ。焼きたてはおいしそうな匂いでしょうね。
なおポール・ガルドンの『THE GINGERBREAD BOY』が『しょうがパンぼうや』(多田裕美訳)の邦題でほるぷ出版から出ています。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Run run run as fast as you can. You can't catch me! I'm the Gingerbread Man."
ジンジャーブレッドボーイお決まりの台詞。逃げ足の速いやんちゃ坊主です。

Goldilocks and the Three Bears

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Goldilocks and the Three Bears Jane Chambless Wright絵  Pam Tillis 朗読と歌

主なキャラクター
ゴルディロックス クマの一家(おとうさん・おかあさん・コグマ)

森のクマさん一家と少女の予期せぬ出会い。
イギリスに伝わるお話で、タイトルのGoldilocksなしで単に『The Three Bears』(3匹のクマ)の場合もあります。

森の中の1軒家にクマの家族が暮らしていました。ある日、朝ご飯のお粥を冷ます間にみんなで池に釣りに出かけることにします。留守の家にやってきたのがゴルディロックスという少女です。活発で好奇心旺盛なゴルディロックスはお母さんの言いつけを守らずに森に入り込み、クマの家を見つけました。そしてだれもいない家に入ってテーブルのお粥を食べたりイスを壊したり。そのうえベッドで眠ってしまいます。クマの一家が戻ってくるとお粥は空っぽでイスが壊れてます。「だれかが来た!」2階へ上がるとコグマのベッドで女の子が眠っています。
WAAAH!!悲鳴を上げるコグマ。
その悲鳴を聞いて目を覚ましたゴルディロックスもAAAH!!一目散に逃げ出します。

これ以来ゴルディロックスはお母さんの言うことをきくようになり、二度と森へ行きませんでした。

このお話では「3」という数が効果的に使われています。クマファミリーは大きなおとうさんクマ(Big Old Daddy Bear)、中くらいのおかあさんクマ(Sweet Middle-Sized Mama Bear)そして小さなコグマ(Little Bitty Baby Bear)の3にん家族です。お粥の器もイスもベッドも大・中・小の3サイズ。ゴルディロックスは大と中のお粥も一口食べますがしょっぱすぎたり甘すぎたりで口に合いません。コグマ用の小のお粥はちょうどいい味です。イスもベッドも大と中は合わず、コグマのものがぴったり良い心地。

『Goldilocks and the Three Bears』は多くのイラストレーターによりさまざまな絵本が出版されています。本書はカントリーシンガーのパム・ティリスによる歌と朗読のCD付です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Then she saw Little Bitty Baby bear's little bitty rocking chair."Oh, how cute! I need to try this one out." Goldilocks sat down and said,"This chair's not too hard, and it's not too squishy - it's just right!" And she started to rock and rock, faster and faster, just having the best old time.
コグマのロッキングチェアは座り心地ばつぐん。ゆらゆら揺らしているうちにどんどん加速して、あらら!

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THE LION & THE MOUSE

Lion and the Mouse

イソップものがたり ライオンとねずみ  ジェリー・ピンクニー 文と絵  さくまゆみこ訳 
光村教育図書

主なキャラクター
ネズミ ライオン

百獣の王とネズミのドラマをイラストで魅せる。
表紙を占領したライオンに目がクギ付けになります。タイトルすら見当たりません。どアップの視線の先は...裏表紙には堂々としたネズミの姿。百獣の王と小さなネズミがこの作品では対等の主役なのです。

『イソップ物語』の「ライオンとネズミ」は「ネズミの恩返し」という題名で知られているかもしれません。この作品ではアフリカのタンザニア・セレンゲッティ国立公園を舞台に設定して、ダイナミックにお話を展開していきます。

寄って、引いて、俯瞰で、広角で。2012年のコルデコット賞に輝いたイラストはあたかもカメラのアングルのようにライオンとネズミの遭遇を追いかけます。文字は効果音のように添えられているだけ。目と目で語り合うふたりのシーンは圧巻です。ライオンとネズミが繰り広げるドラマの背景から、サバンナのに暮らす動物のざわめきが立ちのぼってきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Scratch Scratch
さあ、ネズミの出番です。

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