390冊超の英語絵本の紹介。英語学習者、絵本好きの方におすすめです。

モーリス・センダック

絵本作家 モーリス・センダック

ページをめくれば異形のカイブツが躍動し、動物たちが語らう声が聞こえてきます。
仲間になろうよ!いっしょに遊ぼうよ!

WHERE THE WILD THINGS ARE

Where the Wild Things Are (Caldecott Collection)

かいじゅうたちのいるところ モーリス・センダック作 神宮輝夫訳 富山房

主なキャラクター
マックス

ボクはかいじゅうたちの王さまだ!
オオカミの着ぐるみ姿のマックスはいたずらし放題。晩ご飯抜きで部屋に閉じ込められちゃった。すると木がニョキニョキ生えてきてみるみる部屋はジャングルに。舟に乗って海を漂うマックスがたどり着いたのは怪獣たちのいる島だった!

1963年の発売以来、子どもたちの圧倒的な支持を得て読み継がれているセンダックの代表作です。"BE STILL"の一声で怪獣を手なずけ王様になるマックスはヒーローみたいにカッコいい。
角や牙が生えた怪獣は恐ろしげだけど愛嬌たっぷり。思う存分遊ぶマックスの楽しそうなこと!

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
The night Max wore his wolf suit and made mischief of one kind

and another

his mother called him "WILD THING!"
and Max said "I'LL EAT YOU UP!"
so he was sent to bed without eating anything.
3ページにわたる出だしの文。全体の文章量は少なく、イラストが迫力いっぱいです。

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MR.RABBIT and the LOVELY PRESENT

Mr. Rabbit and the Lovely Present

うさぎさん てつだって ほしいの シャーロット・ゾロトウ文 モーリス・センダック絵 
こだまともこ訳 富山房

主なキャラクター
ミスター・ラビット 少女

お母さんに愛情いっぱいの誕生日プレゼント。
長い耳に長ーい手足。表紙のミスター・ラビットから目が離せずジャケ買いした絵本です。

少女がミスター・ラビットのところにやってきます。お母さんの誕生日のプレゼント選びを手伝ってほしいとお願い。お母さんの好きな赤いもの、黄色いもの、緑のもの...。ひとつずつ2人で選んで、素敵なプレゼントができました。

ちいさなレディーに寄り添う森の伊達男ミスター・ラビット。ほのぼのメルヘンの世界に微かな恋心の気配も...。コルデコット賞オナー賞作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Nothing to give your mother on her birthday?" said Mr.Rabbit.
"Little girl, you really do want help."
ミスター・ラビットは少女の手を取って森へ誘います。

IN THE NIGHT KITCHEN

In the Night Kitchen (Caldecott Collection)

まよなかのだいどころ モーリス・センダック 作  じんぐうてるお訳  冨山房

主なキャラクター
ミッキー

彼方の台所でミッキーの大冒険。
真夜中にどこかで騒々しい物音がする。ミッキーは大声で「QUIET DOWN THERE!」。するとあら不思議、ふわりふわり、するりするりと夜の台所へ迷い込みます。そこでは3人のパン屋がケーキ作りの真っ最中。ミッキーは...あららケーキ生地と一緒にコネコネされてる!

理屈抜きでセンダック式おとぎの世界で羽をのばしましょう。カチンコチンの頭には少々手ごわい遊び相手かもしれませんが。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
I'M NOT THE MILK AND THE MILK'S NOT ME! I'M MICKEY!
危うくミッキーケーキにされそうになって...。

LITTLE BEAR

Little Bear 50th Anniversary Edition (I Can Read Book 1)

こぐまのくまくん エルサ・H・ミナリック文 モーリス・センダック絵 
まつおかきょうこ訳 福音館書店

主なキャラクター
コグマ 母さん

コグマと母さんの4つのほのぼのストーリー。
What Will Little Bear Wear?
雪の日に外遊びをするコグマのために母さんは帽子やコートを手作りします。でもとっておきの防寒着がありました。
Birthday Soup
誕生日なのに母さんがどこにもいない。ケーキもない。コグマは家にある野菜でスープを作り始めます。友だちがプレゼントを持ってやってきます。
Little Bear Goes to the Moon
宇宙帽をかぶって「月まで飛んいくんだ」と宣言したコグマ。木のてっぺんからエイッとジャンプ!母さんは昼ご飯を作って帰りを待ちます。
Little Bear's Wish
いろんな願い事があってなかなか眠れないコグマ。雲に乗って飛び回ったり、バイキングの舟に乗ったり、トンネルを通って中国に行ってみたい。でも本当は母さんのお話がいちばん。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Hurray! Now I will not be cold." Little Bear went to play.
母さんに作ってもらった帽子をかぶれば寒さなんてへっちゃらだ。

Little Bear shut his eyes and says"One,two, three."
Mother Bear comes in with a big cake. "Now, look," says Cat.
目を閉じて3つ数えたコグマの目に入ったのは、大きなバースデーケーキ!

"I'm going to fly to the moon," said Little Bear.
"Fly!" said Mother Bear. "You can't fly."
宇宙帽をかぶったコグマがなんともキュート。

"What kind of story would you like to hear?" said Mother Bear.
"Tell me about me," said Little Bear. "Tell me about things I once did."
「ぼくのことお話して」と母さんにお願い。

FATHER BEAR COMES HOME

Father Bear Comes Home (I Can Read Book 1)

かえってきた おとうさん エルサ・H・ミナリック文 モーリス・センダック
まつおかきょうこ訳 福音館書店

主なキャラクター
コグマ 母さん 父さん フクロウ メンドリ アヒル ネコ

コグマ一家と友だちの4つのお話。
Little Bear and Owl
川で魚釣りをしているコグマとフクロウ。お父さんごっこで海へ出発だ!タコが釣れたよ、とコグマ。フクロウはクジラがかかったって。
Father Bear Comes Home
今日、漁に出かけていた父さんが帰ってくる。人魚に会ったのかな。人魚ってきれいだろうな。「人魚」と聞いたメンドリとアヒルとネコはわくわくコグマの家へ。
Hiccups
しゃっくりが止まらなくなったコグマ。水を飲んでも息を止めても背中をトントンしてもらっても、ヒックヒック。どうしたらいいの。
Little Bear's Mermaid
みんなで川辺にピクニックにやってきた。もしかしたら人魚に会えるかな。恥ずかしがりやだから眠ったフリをすれば会いに来てくれるかも...。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"When I am as big as Father Bear, I will catch a real octopus.
大きくなったらね、とコグマは母さんに宣言します。

"No," said Father Bear, "no little mermaid."
"Well!" said Hen.
"My!" said Duck.
"Really!" said Cat.
人魚はいないと聞いて三匹三様にびっくり。

"This always works," said Cat. And he gave Little Bear a slap on the back.
ネコがコグマの背中をトントン。イラストが可愛い!

"If you find a mermaid," said Father Bear, "ask her to picnic with us."
こんなこと言えるお父さんてカッコいい。

LITTLE BEAR'S FRIEND

Little Bear's Friend (I Can Read Book 1)

くまくんのおともだち E.H.ミナリック文 モーリス・センダック絵 
まつおかきょうこ訳 福音館書店

主なキャラクター
コグマ エミリー

あたらしい友だち、できたよ。
Little Bear and Emily
コグマは森でエミリーという少女に出会います。夏休みに両親とキャンプにきていたエミリーは迷子になってしまったのです。コグマは彼女をお父さんとお母さんの元へ送っていきます。
Duck, Baby Sitter
今日はフクロウのパーティーにおよばれ。コグマとエミリーと人形のルーシーはその途中でアヒル一家に出会います。ところが大変、アヒルの子がひとり、いなくなってしまいます。
The Party at Owl's House
フクロウのパーティーに森の仲間が集まりました。みんなでにぎやかに楽しんでいたら、木の上に座っていた人形のルーシーが落っこちて、腕がぶらん。コグマはテープで治してあげます。
"Your Friend, Little Bear"
夏休みが終わり、エミリーがお別れにコグマの家にやってきました。エミリーからペンを贈られたコグマは、そのペンで手紙を書くことにします。相手はもちろんエミリーです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Little Bear went skipping home. He hugged Mother Bear and said," Do you know what I just did?"
エミリーと出会ったことを、うれしそうに母さんに話すコグマ。

"If I were a duckling, that is where I would swim. It would be like swimming in a forest."
アヒルの子がどこにいるのか、コグマの名推理。

So they all put on party hats and laughed at each other. Then they sat down to eat.
フクロウが用意してくれたパーティーハットがかわいい!

"This is for you," he said. "For keeps. You can sail it in your bathtub."
ペンのお礼にコグマはおもちゃのヨットをエミリーにプレゼントします。

LITTLE BEAR'S VISIT

Little Bear's Visit (I Can Read Book 1)

おじいちゃんとおばあちゃん エルサ・H・ミナリック文 モーリス・センダック絵 
まつおかきょうこ訳 福音館書店

主なキャラクター
コグマ おじいちゃん おばあちゃん 父さん 母さん

コグマファミリー3世代が勢ぞろい。
Grandmother and Grandfather Bear
コグマは大好きなおじいちゃんとおばあちゃんの家に遊びにいきます。はりきり過ぎたおじいちゃんはちょっとお疲れ。コグマはおばあちゃんにお話聞かせてとせがみます。
Mother Bear's Robin
少女時代の母さんのお話。庭に迷いこんだ赤ちゃんコマドリを母さんは家で育てます。でもやがて別れのときがやってきます。
Goblin Story
今度はおじいちゃんが語るゴブリンのお話。何かがゴブリンを追いかけてきます。いったい何者?
Not Tired
楽しい1日を過ごしたコグマを父さんと母さんが迎えに来ました。ボク疲れてないもん、眠くないもん。でも父さんの腕の中でぐっすり眠るコグマでした。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Me―tired?" said Grandfather. "How can you make me tired? I am never tired!"
He got up and did a little jig.
"Never tired!" he said, and sat down.
可愛い孫と遊んでおじいちゃんは元気いっぱい。

"I would have let the robin go free, too, Grandmother. Just as Mother Bear did."
コグマのやさしさは母さん譲りかな。

The goblin was too scared to look back. He ran faster than ever. But so did the SOMETHING that went pit-pat-pit-pat-pit-pat-
逃げるゴブリン。ひたひた迫る足音。

Little Bear was not tired! No! Little Bear was fast asleep.
いい夢見てね、リトルベア。

A KISS FOR LITTLE BEAR

A Kiss for Little Bear (I Can Read Book 1)

だいじなとどけもの エルサ・H・ミナリック文 モーリス・センダック絵 
まつおかきょうこ訳 福音館書店 

主なキャラクター
コグマ おばあちゃん 動物たち

心をつなぐキスのリレー。
コグマが描いた絵をプレゼントされたおばあちゃん。お礼のキスをニワトリに託します。そのキスをニワトリはカエルにバトンタッチ。そして次はネコへ。ネコからキスを渡されたのはリトルスカンク。でも可愛いスカンクに会ってキスしちゃった。彼女からお返しのチュッ。それじゃあもう一度チュッ。

キスのリレーが素敵なハッピーエンドに。絵本の中も、外の読者もほのぼのハッピー。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"This kiss is for Little Bear," she said.
"Will you take it to him, Hen?"
"I will be glad to," said Hen.
おばあちゃんはニワトリにチュッ。コグマへのキスを託します。

NO FIGHTING, NO BITING

No Fighting, No Biting! (I Can Read Book 2)

けんかしちゃだめ!かんじゃだめ! エルサ・H・ミナリック文 モーリス・センダック絵 
やましたはるお訳 佑学社

主なキャラクター
ジョーン ローザ ウィリー

ジョーン姉さんの楽しい読書の時間。
三つ編みのローザはローウエストの大きなリボンが可愛い白いドレス。セーラーカラーの上着に半ズボンのウィリー。対するいとこのジョーンねえさんはブラウスにふわっとしたロングスカート姿。クラシックな長椅子に3人が腰かけて物語は進行していきます。
本を読んでいるジョーンの元へローザとウィリーがやってきます。一緒に座るや押したのつねったのと早速ケンカが始まります。そこでジョーンはケンカばかりしている2匹のチビワニのお話を聞かせます。

ささいなきっかけで始まる子どものケンカ。にらんだりすねたりふくれたり。幼い2人と、彼らを見つめるジョーンの表情をセンダックのイラストはいきいきと細やかに描いています。

「Cousin Joan」「Light-foot and Quick-foot」「On the Way Home」「Rosa's Tooth」の4パートで構成され、2つ目と3つ目はジョーンが読み聞かせするワニのお話です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Willy, you did squeeze me, so I will pinch you." And she pinched. "Ow! Who pinched me?" said Cousin Joan.
ウィリーに仕返しのつもりがローザはジョーンねえさんをつねっちゃいました。

OUTSIDE OVER THERE

Outside Over There (Caldecott Collection)

まどのそとのそのまたむこう モーリス・センダック作  わきあきこ訳 福音館書店

主なキャラクター
アイダ

さらわれた赤ん坊をゴブリンから取り戻せ。
絵もお話も不思議というか、不気味な感覚すら漂わせる絵本です。『WHERE THE WILD THINGS ARE』(かいじゅうたちのいるところ)や『LITTLE BEAR』(こぐまのくまくん)シリーズでセンダックの作品に親しんだ読者は戸惑うかもしれません。
航海に出るパパを見送る少女アイダと赤ん坊とママ。マントにすっぽり身を包んだゴブリンの姿もそこに。子守をするアイダが目を離したすきに赤ん坊がさらわれてしまいます。妹を取り戻すべくアイダはゴブリンの元へ向かいます。

赤ん坊の表情やぷっくりした手足の仕草が指1本に至るまで妙にリアルで生々しい。見たくないけど目が吸い寄せられてしまう、そんな磁力と魅力に満ちた異界の物語です。

この作品のタイトルから命名された絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」が2005年に福島県いわき市にオープン。安藤忠雄氏の設計による同館には1500冊の絵本が表紙を表に向けて展示されているそうです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
She climbed backwards out her window into outside over there.
ママの黄色い雨用の外套を着て、アイダは後ろ向きで窓からあっちの世界へ。

リンク

  • 絵本美術館の創設者・巻レイさんの紹介記事(朝日SALLYウェッブマガジン)

    Maurice Sendak(モーリス・センダック)PROFILE
    1928年~2012年/アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン生まれ。高校卒業後、働きながらアート・ステューデンツ・リーグ夜間部に通ってデザインを学ぶ。52年に『A HOLE IS TO DIG』(あなはほるもの おっこちるとこ)がニューヨーク・タイムズ年間最優秀図書に選ばれる。64年に『Where the Wild Things are』(かいじゅうたちの いるところ)でコルデコット賞を受賞。『Little Bear's Visit』『Mr. Rabbit and the Lovely Present』『In the Night Kitchen』などコルデコット賞オナー賞に7回選ばれている。70年、国際アンデルセン賞画家賞受賞。数多くの絵本を発表する一方、アニメーション制作、バレエやオペラの舞台美術なども手がけている。

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