390冊超の英語絵本の紹介。英語学習者、絵本好きの方におすすめです。

ホラー話を一席

ホラー話を一席

Tell Me a Scary Story...But Not Too Scary!

Tell Me a Scary Story...But Not Too Scary! (Byron Preiss Book)

Tell Me a Scary Story...But Not Too Scary!  Carl Reiner文  James Bennett絵

主なキャラクター
男の子 ジョン・ニューオラ

恐怖の館で男の子が見たものは。
表紙の目玉がなかなかのインパクト。怖いもの見たさの好奇心を十分に刺激します。CD付き絵本なので読んで聞いて楽しめます。

男の子の家の隣にジョン・ニューオラという男性が越してきました。落し物を拾った男の子は届けに行きます。おもしろい物を見せてあげようという隣人の言葉に誘われて作業部屋の中へ入ると。そこで目にしたものは...。

作者のカール・ライナーは1922年生まれ、映画監督・俳優・脚本家・プロデューサーとして多彩に活躍する才人です。「スタンド・バイ・ミー」などの監督で知られるロブ・ライナーは息子です。本書は孫のために書いた初めての絵本で、ライナー自身がCDの朗読も担当しています。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"DON'T MOVE!" he shouted, "THERE'S SOMEONE I WANT YOU TO MEET!"
会わせたい人って、いったい誰?

In a Dark, Dark Room and Other Scary Stories

In a Dark, Dark Room and Other Scary Stories (I Can Read Book 2)

In a Dark, Dark Room and Other Scary Stories Alvin Schwartz文 Dirk Zimmer絵

かわいいヤツから本格派までホラー七物語。
各地に伝わる怖いお話7編を収録しています。この手の話におなじみの骸骨、ゴースト、死人、黒猫、少年少女が出てきます。もちろん悲鳴も笑顔も。
易しく短い文章とユーモラスな絵で気軽に楽しめます。読み聞かせで声の調子を演出すれば、かなり盛り上がりますよ。

作品のタイトルは「THE TEETH」「IN THE GRAVEYARD」「THE GREEN RIBBON」 「IN A DARK, DARK ROOM」「THE NIGHT IT RAINED」「THE PIRATE」「THE GHOST OF JOHN」。
なかでも「THE GREEN RIBBON」は「R指定」の怖さかも。よい子のみなさんは読み飛ばしたほうが賢明かもしれません。夢でうなされたら大変ですから。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
And in that dark, dark box, there was ―
箱の中には...。

GO AWAY, BIG GREEN MONSTER!

Go Away, Big Green Monster!

きえちゃえでっかいみどりのモンスター!  エド・エンバリー作 きたむらまさお訳 大日本絵画

少しずつモンスターの正体が明かされて...。
ページをめくるごとにモンスターの顔が少しずつ明らかになっていきます。最初は目玉がぎょろり。次は緑の鼻。赤い口の中からとんがった歯がのぞいてる!そして、ついに、おっきなグリーンのモンスターが現れた!でも、こわくなんかない。「GO AWAY」と大きな声で唱えれば、アラ不思議、モンスターがだんだん消えていきます。

遊び心とエンタメ精神あふれる仕掛け絵本です。1ページごとにどんどん引き込まれて、モンスターの全貌が明かされてクライマックス。今度は顔が少しずつ消えていって...。最後のひと言がユーモラスでシャレています。
次はどうなるんだろう、とドキドキしながら楽しめて、読み聞かせしたら大受け間違いなし。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Big Green Monster has two big yellow eyes,
闇の中に浮かぶ2つの黄色い目玉...モンスター劇場のはじまり、はじまり。

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The Ghost of Nicholas Greebe

The Ghost of Nicholas Greebe

The Ghost of Nicholas Greebe Tony Johnston 文  S.D.Schindler絵

骨がなくては成仏できぬ。
成仏できずにさまようゴーストの物語です。舞台は18世紀のアメリカ・マサチューセッツ州。
真夜中のちょうど12時に、農夫のニコラス・グリービーはベッドの中で亡くなります。それから
1年後、子犬が墓を掘り返し、骨を1本くわえて通りがかりの馬車の中へ。ニコラスの骨の数奇な旅が始まりました。

骨を1本なくしたニコラスは亡霊となって家に戻ってきました。そしてささやきます。
From this night forth
I quest, I quest,
till all my bones
together rest.

亡霊は家のあちこちに出没するようになり、毎年、命日には暖炉の前に陣取りこうささやくのです。
Forevermore
I quest, I quest,
till all my bones
together rest.

こうしてちょうど100年の時が流れました。ニコラスの家には別の家族が住み、今まさに結婚式が始まろうとしています。暖炉のそばで眠っていた子犬が目を覚まし、しきりにクンクン。贈り物が入ったカバンにお目当てのものを見つけます。そう、1本の骨です。

犬によって墓から持ち出されたニコラス・グリービーの骨は、100年後に犬によって元の安息の場所に戻されました。ニコラスのゴーストは長きにわたる旅の終わりを喜々として宣言し、姿を消しました。時計の針はまさに12時を指しています。

そこはかとないユーモアを交えながら、格調高く綴られるゴーストの物語。最後にはオチでクスッとさせて幕を閉じます。植民地時代のクラシックな雰囲気を繊細な挿絵で表現するのはS.D.シンドラーです。さまよえる魂の悲哀が色調を抑えた重厚なタッチからじんわり伝わってきます。

Jinnie Ghost

Jinnie Ghost

Jinnie Ghost Berlie Doherty 文  Jane Ray 絵

主なキャラクター
ジニー

ゴーストのジニーは夢配達人。
満月の夜、ゴーストのジニーは姿を現します。 壁を通り抜け、階段をすべるように上り、ベッドで眠る子どもたちの元へ。ジニーは夢のゴースト(dream bringer)なのです。シャーロットの周りではおもちゃたちが踊り始めました。箒にまたがったエイミーは火星めざして夜空を飛行。トミーはユニコーンに乗って森の中を駆けめぐります。

幻想的なイラストと詩情あふれる文章が織りなすゴーストストーリーです。夢の世界で子どもたちと戯れ、見守るジニー。夜明けまでの短いひとときを存分に楽しんでいるようです。白い髪をなびかせた儚げな姿は愛らしい妖精を思わせます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
She's a white owl flying
She's a deep river flowing
She's a thin wind sighing
casting dreams
through the night
ジニーは風のごとく、水のごとく。目を釘づけにする幻想的な場面です。

No More Monsters for Me!

No More Monsters for Me! (I Can Read Book 1)

No More Monsters for Me!  Peggy Parish 文  Marc Simont 絵

主なキャラクター 
ミネアポリス・シンプキン ママ モンスター

いいもん、モンスターをペットにするから。
「ペット、飼いたい!」VS「ダメ!」。ママとやり合ったミネアポリスは家をとび出します。すると草むらから妙な泣き声が。なんとモンスターの赤ちゃんです。ミネアポリスはペットとして家に連れて帰ることにします。部屋のクローゼットに隠しておいて夕ご飯を食べていたら、モンスターの姿がそこに。たいへん、ママに見つかっちゃう。ミネアポリスは地下の食品貯蔵室に隠すことに。リンゴをあげるから静かにね。しばらくするとしゃっくりが聞こえてきます。たいへん、ママに見つかっちゃう。地下室から物音がして、結局ミネアポリスはママに白状するはめに。「モンスターがいるの」。

ミネアポリス・シンプキン(Minneapolis Simpkin)という少女の名前がおもしろいですね。ママは叱るときに「ミネアポリス・シンプキン」とフルネームで、そうでないときは「ミン(Minn)」と愛称で呼びます。この奇妙な名前が現実と空想をつなぐ呪文のような効果を生んでいます。

「I Can Read!」シリーズのレベル1ですが、平易な文章で少女の心情や親子関係が見事に描かれています。マーク・シーモントの挿絵が物語の雰囲気にぴったり。不機嫌なミネアポリスがとってもキュートです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Not even a tadpole, Minneapolis Simpkin," yelled Mom. "And I mean it!"
"Okay, okay," I yelled back.
「オタマジャクシもダメ、ミネアポリス・シンプキン。絶対ダメ!」
こんな親子げんかの場面で物語は始まります。

The Teacher from the Black Lagoon

The Teacher from the Black Lagoon

The Teacher from the Black Lagoon  Mike Thaler 文  Jared Lee 絵

主なキャラクター
ぼく グリーン先生

「女王の教室」で子どもたちが消えていく!
今日から新学期がスタート。教室で担任の先生の到着をドキドキ待っているとドアが開いて入ってきたのは全身グリーンのグリーン先生!スカートから長い尻尾がのぞき、鋭い爪で黒板に名前を刻んで自己紹介。先生に逆らった生徒は次々に消されてしまいます。

人気の「Black Lagoon」シリーズの第一作です。新学期の不安と期待を楽しい絵とお話で描いています。グリーン先生の繰り出す「おしおき」の数々が見ものです。
「Black Lagoon」のタイトルは映画「Creature From the Black Lagoon」(邦題:大アマゾンの半魚人)からヒントを得たそうです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Abracadabra Kazam!"
呪文とともにグリーン先生の指先から光線が!

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The Principal from the Black Lagoon

The Principal from the Black Lagoon (Black Lagoon Adventures)

The Principal from the Black Lagoon  Mike Thaler 文  Jared Lee 絵

主なキャラクター
ぼく グリーン校長

生還者ゼロ!「恐怖の校長室」。
新学期が始まって3日目。ぼくは校長室に呼ばれます。噂によるとこの部屋から無事に戻ってきた生徒は一人もいないとか。トゲトゲ棒やら鉄球付きチェーンやら檻やらグリーン先生の恐怖のおしおきグッズを想像しただけでぶるぶる。頭や手足が動物のものに変えられちゃうんだって、ウワサだけど。
グリーン校長の「おしおき」からぼくは逃れられるのでしょうか。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Oh-oh, there's a shadow at the glass. Now I'm in the jaws of fate.
ガラスに怪しい影が。ついに校長先生の登場?

SCARY PARTY

Scary Party

SCARY PARTY Sue Hendra 文と絵

ハロウィンはコレで盛り上がろう!
暗闇で踊っているのはガイコツ!目玉もたくさん踊ってる。手や足もごちゃごちゃ踊ってる。体も頭もゆらゆらダンシング。こわーい!明かりをつけると...「Trick or treat!」の大合唱。

ハロウィンの読み聞かせにおすすめの絵本です。黒地に描かれたガイコツや目玉におチビさんたちはきっと興味しんしんでしょう。
Bones, bones, look at the bones, dancing in the dark. OH, NO!
体のパーツを使った文が繰り返し出てきます。声や調子を工夫して読むと盛り上がりますよ。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Welcome to the SCARY PARTY!
キョーフのパーティーをみんなで楽しもう!

Ghosts in the House!

Ghosts in the House!

おばけやしきにおひっこし カズノコハラ 文と絵  石津ちひろ訳 光村教育図書

主なキャラクター
女の子

かわいい魔女のオバケ退治。
町はずれの古い一軒家に女の子が引っ越してきました。素敵なおうちですが問題がひとつ...。
なんとオバケ屋敷だったのです。でも女の子はへっちゃら。だって魔女なんですもの。さあ、オバケ退治のはじまり、はじまり。

オレンジと黒の2色使いのイラストが目を引きつけます。版画のシンプルな力強さと、白く透ける紙でコラージュしたオバケのふわふわ感が独創的です。作者のカズノ・コハラはイギリス在住の日本人です。デビュー作である本書は2008年度ニューヨーク・タイムズの児童書ベストイラスト賞に選ばれています。ハロウィンを盛り上げる楽しい絵本です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
...haunted!
オバケが、でたーっ。

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