390冊超の英語絵本の紹介。英語学習者、絵本好きの方におすすめです。

ドン・フリーマン

絵本作家 ドン・フリーマン

オーバーオールのコーデュロイ、ぜんまい仕掛けのビーディー。
ドン・フリーマンのクマくんはいままでもこれからも子どもたちの大切な友だちです。

CORDUROY

Corduroy (Picture Puffins)

くまのコールテンくん ドン・フリーマン文・絵 まつおかきょうこ訳 福音館書店

主なキャラクター
コーデュロイ リサ

夜のデパートでクマくんは捜しもの。
クマのコーデュロイはデパートのおもちゃ売り場でいつか現れる友だちを待っています。ある日、リサという少女がコーデュロイに目を留めます。待ちに待った出会いです。でもお母さんはズボンのボタンが取れたクマを気に入りません。コーデュロイは閉店した店内でなくしたボタンを捜すことにします。

1968年に発表されたドン・フリーマンの代表作です。おもちゃ売り場を抜け出して夜のデパートを歩き回るクマくん。見るものすべて初めての冒険です。けなげでユーモラスな姿に「がんばれコーデュロイ」と応援したくなります。ほのぼのとしたストーリーですが「なくしたボタン」から大切なメッセージが伝わってきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"I didn't know I'd lost a button," he said to himself. "Tonight I'll go and see if I can find it."
自分ではボタンがないことに気づいていませんでした。コーデュロイの悲しそうな顔...。

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BEADY BEAR

Beady Bear (Picture Puffin Books)

くまのビーディーくん  ドン・フリーマン文・絵 松岡亨子訳 偕成社

主なキャラクター
ビーディー セイヤー

ぜんまい仕掛けのクマくんの冒険。
ビーディーはぜんまい仕掛けのクマ。一緒に暮らすセイヤー少年が留守の間、本を読むことにしました。そこには「クマはどうくつに住むゆうかんな動物」と書かれています。ビーディーは自分の居場所を見つけに行くことにします。枕に懐中電灯、新聞を持ち込んで洞窟は居心地よいマイホームに。すると表で大きな音が!

1954年に出版されたこの作品ではぬいぐるみのクマと男の子の友情が描かれています。ぜんまいが切れると仰向けにひっくり返るビーディー。セイヤーがネジを回すと息を吹き返し、また元気に遊びます。お茶目なゆるキャラ・ビーディーくんがいい味出してるなあ。モノクロで描かれたちょっと不思議な世界は想像力をツンツンします。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
He could hardly believe his beady eyes ― it was just his size! "A perfect place for a brave bear like me!" sighed Beady.
雪山をトコトコ登って見つけたぴったりのすみか。

EARL THE SQUIRREL

Earl the Squirrel

子リスのアール  ドン・フリーマン 文と絵  山下明生訳 BL出版

主なキャラクター 
アール

子リスの「はじめてのドングリ採り」。
「そろそろ自分でドングリを見つけてこなくちゃね」とおかあさんに言われたリスのアール。森で出会ったフクロウにドングリの木の場所を教えてもらいます。その大きなオークの下には牡牛のコンラッドがどっかり居座っています。首に友だちのジルからもらった赤いマフラーを巻いたアールくん、ドングリを採ろうとコンラッドの背中にピョン。赤色を目にした牡牛は荒々しい「闘牛」に変身します。危うし、アール。

おっとりキャラのアールはジルからドングリやくるみ割り器をもらって「まったく、おまえときたら」と、おかあさんに叱られます。ひとりでできるよって見せたくて「はじめてのドングリ採り」に挑みます。

赤いマフラーはリュックになったり防寒頭巾になったり。牡牛の前では闘牛のマントのようです。モノクロのイラストの中で効果的なアクセントになっています。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
You are the most spoiled squirrel in the world.
赤いマフラーを巻いたアールに、おかあさんのキツ~いひと言。

MOP TOP

Mop Top (Picture Puffin Books (Prebound))

MOP TOP ドン・フリーマン文・絵

もしゃもしゃヘアの男の子は大の床屋ぎらい。
主人公は床屋が大きらいなわんぱく坊主。モップみたいなもしゃもしゃ頭からモッピーと呼ばれています。木登りして火星人ごっこをしているとお母さんがやってきて「明日は誕生パーティーだから床屋にいってらっしゃい」と声をかけます。さすがのモッピーも誕生パーティーの誘惑には勝てません。木から下りて床屋さんへ走ります。店の前まで来たもののどうしても中に入れません。時間かせぎに隣の雑貨屋さんに駆けこみます。

ひと騒動の末、モッピーの髪の毛はきれいにカット。すっきりヘアで誕生日のお祝いです。もう誰にもモッピーとは呼ばせません。だって立派な名前があるんですもの。6本のロウソクと名前入りバースデーケーキでHAPPY BIRTHDAY!

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"You're the one who needs a haircut, not me!"
自分は棚に上げて、もしゃもしゃ犬にモッピーの一言。

Dandelion

Dandelion (Picture Puffin)

ダンデライオン ドン・フリーマン文・絵  アーサー・ビナード訳 福音館書店

主なキャラクター
ダンデライオン キリンのジェニファー

ダンディなライオンをめざしたけれど...。
ダンデライオンの元にジェニファーからお茶会の招待状が届きます。よし、おめかししなくちゃと床屋で最新のヘアスタイルに。流行ファッションに身を包みタンポポの花束を手に、ジェニファーの家へ。ところが見知らぬ人物と思われて玄関払いを食らってしまいます。追い打ちをかけるように突風が花束と帽子を吹き飛ばし、土砂降りの雨で全身びしょぬれ。せっかくのお洒落も台無しです。
傷心のダンデライオンですが気を取り直しもう一度ジェニファーの元へ。道端に咲くタンポポを摘んで手土産にして。すると今度は大歓迎です。

ダンディは似合わなかったダンデライオンには自然な姿と素朴なタンポポ(dandelion:ダンデライオン)がお似合いのようです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"From now on I'll always be just plain me!"
ダンデライオンのありのまま宣言で物語は終わります。

QUIET! THERE'S A CANARY IN THE LIBRARY

Quiet! There's a Canary in the Library

しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです ドン フリーマン文と絵  なかがわちひろ訳 BL出版

主なキャラクター
キャリー

ようこそ、キャリーの動物図書館へ。
キャリーは毎週土曜日に図書館へ行きます。今日は動物の本を読んでいます。ほどなくして空想の世界へ。「わたしが図書館の人なら今日は1日動物デーにしよう」。司書になったキャリーが受付に座っていると、1羽のカナリアが入ってきました。「ようこそカナリアさん」。次に姿を現したのはライオンです。「大声はダメよ、ライオンさん」。その後も次々に動物たちが訪れて、みんな静かに本を楽しんでいます。ところが思わぬ珍客のおかげで図書館は大混乱。

あわてるキャリーを救ってくれたのがカナリアです。キャリー(Cary)とカナリア(canary)は名前が似ていて、特別な絆を感じさせます。司書になりきったキャリーの髪型にも注目。頭の上にオダンゴがちょこんとのっています。これは本物の図書館司書のカーティスさんのアップスタイルをまねたもの。図書館は夢や想像力を元気にしてくれますね。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
You'll need more than four chairs and a table of your own. I want you to be perfectly comfortable.
巨体の主には「たくさんイスを使ってね」と気配りする司書キャリーです。


DON FREEMANドン・フリーマン)PROFILE
1908年~1978年/アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ生まれ 。小さいころから絵を描くのが好きだった。高校卒業後、美術学校のサマーコースやニューヨークの美術学校で学ぶ。ミュージシャンの仕事をしながらブロードウェイのスケッチを続け、NYタイムズやヘラルドトリビューン紙等の挿絵を手がけるようになる。50年に妻のリディアと出版した『Chuggy and the Blue Caboose』を皮切りに生涯で20冊以上の絵本を残した。

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