390冊超の英語絵本の紹介。英語学習者、絵本好きの方におすすめです。

ウサギ

動物が主人公  ウサギ

GUESS HOW MUCH I LOVE YOU

Guess How Much I Love You

どんなにきみがすきかあててごらん サム・マクブラットニィ文  アニタ・ジェラーム絵
小川仁央訳 評論社

主なキャラクター
小さい野ウサギ 大きい野ウサギ 

こんなに大好きだって伝えたい。
おやすみ前のひととき、「どれくらい好きか当ててみて」と尋ねた小さい野ウサギは両手をいっぱいに広げて「こんなに」と誇らしげ。それを見た大きい野ウサギは「こっちはおまえをこーんなに好きさ」と長い腕をグッと広げます。
両手を高く上げて「こんなに」、逆立ちして「こんなに」、ぴょんぴょん高く跳んで「こんなに」。小さい野ウサギは「こんなに好き」を伝えようと一生懸命。大きい野ウサギはそれを大きな愛情で包み込みます。
「こんなに」はどんどん大きくなって...。おやおや、おチビさんはそろそろ眠たくなってきたみたい。

文章ではheを用いているので設定は父と子でしょうか。でもそうした限定を超えて、相手を思う「大好き」という気持ちが伝わってきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"I love you all the way up to my toes!" he said.
逆立ちして「つま先まで大好き!」だって。チビちゃん、すごい。

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THE Rabbits' Wedding

The Rabbits' Wedding

しろいうさぎとくろいうさぎ ガース・ウィリアムズ作 まつおかきょうこ訳 福音館書店 

主なキャラクター
白いウサギ 黒いウサギ

ずっと、いつも、いっしょにいたい。
大きな森に住んでいる白いウサギと黒いウサギは大の仲良し。いつもいっしょに遊んでいます。ところが黒いウサギが浮かない顔をしています。「どうしたの」と白いウサギが聞いても「考えごとさ」答えるばかり。ひとしきり遊んではみるもののどうも晴れ晴れしません。
考えた末に黒いウサギはひとつの結論に至ります。
「きみとずっといっしょにいたいんだ」

タンポポを耳に飾って結婚式。幸せなふたりを仲間のウサギや森の動物たちが祝福します。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"What is your wish?" asked the little white rabbit.
"I just wish that I could be with you forever and always," replied the little black rabbit.
素敵なプロポーズのことばですね。

The Velveteen Rabbit

The Velveteen Rabbit

ビロードうさぎ   マージェリィ・ウィリアムズ文 ウィリアム・ニコルソン絵
いしいももこ訳 童話館出版

主なキャラクター
ウサギ 少年

90年近く愛されてきた本物の物語。
1922年に発表されて以来ずっと読み継がれてきたロングセラーです。マージェリィ・ウィリアムズの文章にさまざまな画家が挿絵を描き、多くの『The Velveteen Rabbit』が出版されています。本書はウィリアム・ニコルソンとのコンビによるオリジナル版です。

主人公はクリスマスプレゼントに少年に贈られたビロードのウサギ。本物になりたいと願うぬいぐるみに起こった奇跡の物語です。子ども部屋で共に暮らす革のウマの言葉"Real isn't how you are made. It's a thing that happens to you. When a child loves you for a long, long time, not just to play with, but REALLY loves you, then you become Real." が心を揺さぶります。

米の人気コメディ「フレンズ」で本書が恋のキューピットになったことも。登場人物の1人チャンドラーが好きになった女性の誕生日プレゼントに古い『The Velveteen Rabbit』を手に入れます。でも彼女は親友のガールフレンド。せつない恋心を絵本に託します(シーズン4・エピソード6)。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
And a tear, a real tear, trickled down his little shabby velvet nose and fell to the ground.
ぬいぐるみの目からこぼれ落ちる1粒の涙。

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My Friend Rabbit

My Friend Rabbit

はなうたウサギさん エリック・ローマン作  いまえよしとも訳 BL出版

主なキャラクター
ウサギ ネズミ

ウサギくんの行くところ、何かが起こる。
いいヤツなんだけど何かと騒動の種をまいてしまうウサギくん。なかよしのネズミの飛行機が木の枝にひっかかったのを見て「ボクにまかせて」とひとっ走り。ゾウにサイにカバにアヒルに、重量級からライト級まで大集合して作戦開始。飛行機は再び舞い上がりました。ホッとしたのもつかの間、あらら。

力強くメリハリのある絵がこの絵本の大きな魅力です。文章は100語にも満たない簡潔さ。文字なしで絵だけのページが何ページもあります。ダイナミックな画面構成は遊び心にあふれ、少ない言葉数を補って物語を楽しませてくれます。2003年のコルデコット賞受賞作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Not to worry, Mouse. I've got an idea."
ウサギがこのセリフを口にしたらご用心。

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HARRIS FINDS HIS FEET

Harris Finds His Feet

HARRIS FINDS HIS FEET  キャサリン・レイナー 作

主なキャラクター
ハリス おじいちゃん

おじいちゃんが教えてくれたチカラ
ピョンピョン跳んで走って、2匹のウサギが絵本から跳び出してきそう。愛らしさと生命力がいきいきと伝わってくるイラストにぐいぐい引き込まれました。

ウサギのハリスは自分の足がどうしてこんなに大きいのか不思議でたまりません。おじいちゃんが身をもってその訳を教えます。山の登り方、暑さのしのぎ方、そして一番大切なオオカミから身を守る方法。いつのまにか独りで走っているハリス。おじいちゃんの温かいまなざしが成長を見守ります。躍動するハリスの姿は新しいチカラを見つけた喜びに満ちているようです。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Look, Grandad!" Harris said. "My feet can shade me from the sun!"
寝転がってこんな発見も。おっきな足は役に立つね。

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MARSHMALLOW

Marshmallow

うさぎの マシュマロ  クレア・T・ニューベリー 絵と文  劉優貴子訳 講談社

主なキャラクター 
マシュマロ オリバー 

NYのアパートの1室で育んだウサギとネコの友情。
ウサギのマシュマロとネコのオリバーの交流を描いた絵本です。1942年の発表以来、約70年にわたって読み継がれています。

マンハッタンのアパートでミス・ティリーと暮らすオリバー。のんびり平穏な日々はマシュマロの登場で一変します。ぬいぐるみのウサギしか知らないオリバーにとっては生まれて初めて見る生きてる動物です。おっかなびっくりのオリバーに対して赤ちゃんウサギのマシュマロは我関せず。ちんまり座ってニンジンを食べるだけ。そんなふたりの関係が時間とともに少しずつ変わっていきます。
オリバーがマシュマロにちょっかいを出すことを心配したミス・ティリーはふたりを別々の部屋に。ある日、彼女の留守中にひょんなことからご対面となってしまいます。ピョンピョン跳び回るコウサギをじっとみつめるオリバー。見慣れない生きものに気づいたマシュマロはサッと近寄るやオリバーの鼻にチュッ。これをきっかけにふたりは大の仲よしになります。

黒一色の柔らかなタッチに赤味を効果的に用いたイラストがネコとウサギの仕草や表情を細やかに表現しています。前半では別々に描かれている絵が、後半はぴったり寄り添って。母子(実際はどちらもオス)のような親密さがなんとも愛らしくキュートです。1943年のコルデコット賞オナー賞を受賞した作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
And while Oliver hesitated, trying to make up his mind to pounce, all at once Marshmallow scampered joyfully up to him and kissed him on the nose!
オリバーとマシュマロが対面する場面です。分別ある年上ネコとコウサギの対比がおもしろい。

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