390冊超の英語絵本の紹介。英語学習者、絵本好きの方におすすめです。

イヌ

動物が主人公  イヌ

Good Boy, Fergus!

Good Boy, Fergus!

いいこだ、ファーガス! デイビッド・シャノン 文・絵 小川 仁央訳 評論社

主なキャラクター
ファーガス

ファーガス君のやんちゃな1日。
ネコを見かけるや野性犬に変身。鼻がひくひくしたら呼べど叫べど動かない。植木鉢をひっくり返しどろんこファーガスに。おなかをくすぐられるとフニャフニャ~。お風呂嫌いでドライブ大好き。
ド迫力のイラストでやんちゃ坊主ファーガスの1日を描きます。こんな表情、あんな仕草は愛犬家にはたまりません。

英語は「Sit」「Down」「Roll over」「Time for a walk?」などの簡単な呼びかけだけ。手描き文字から声の調子が伝わってきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Don't beg, Fergus.
ミートボールを前につぶらな瞳のお願いモード。

One of Each

One of Each

なんでもひとつ メリー・アン・ホバーマン文  マージョリー・プライスマン絵
ほむらひろし訳 フレーベル館

主なキャラクター
オリバー ペゴッティ

快適シングル生活に足りないものは...。
一人暮らしのオリバーの家にあるものは何もかもが1つずつ。窓もドアも、イスとテーブル、クローゼットにベッド、食器棚、時計も1つずつ。プラム、ナシ、リンゴ、モモだって1つずつ。
お気に入りに囲まれてご満悦のオリバーは街で出会ったペゴッティを家に招待します。1点モノの家はペゴッティには居心地よくありません。オリバーは自分の生活に足りない1つのものに気づきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Yet one thing was missing...he hadn't one friend.
足りないものは友だちでした。

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Pretzel

Pretzel

どうながのプレッツェル マーグレット・レイ文  H・A・レイ絵  わたなべしげお訳 福音館書店

主なキャラクター
プレッツェル グレタ

世界一の胴長犬プレッツェルの恋物語。
『Curious George』でおなじみのレイ夫妻の絵本です。妻のマーグレットが文章を描きイラストは夫の H・A・レイが担当しています。
主人公はダックスフントのプレッツェル。5匹のきょうだいの中でなぜかプレッツェルだけどんどん胴が伸びて今や世界一の胴長ダックスです。ドッグショーで優勝してみんなの注目の的。ただひとりの例外グレタを除いては。そのグレタに恋して結婚したいと願うプレッツェルは骨やボールをプレゼント。でも彼女はつれないまま。そんなある日、グレタが窮地に陥ります。駆けつけたプレッツェルはさあ、どうする。

なかなか振り向いてくれない相手の気を引こうと奮闘するプレッツェル。人間世界にもすっぽり当てはまるかわいい恋の物語です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Look what I can do! Nobody except me can do THAT!" said Pretzel when they met again.
長いボディでお菓子のプレッツェルの形態模写。Pretzelならではのアピール法ですね。

Ebb & Flo and the Greedy Gulls

Ebb And Flo And The Greedy Gulls

Ebb & Flo and the Greedy Gulls Jane Simmons 文・絵

主なキャラクター
イヌのエッブ 少女フロー カモメ

楽しいピクニックがカモメと波に翻弄されて。
エッブはフローとママとトリの総勢4名で浜辺にピクニックにやってきました。天気もいいし海風が気持ちいい。エッブはうとうと夢の中へ。ハッと目を覚ましたらカモメがサンドイッチを食べている!エッブが吠えてももう後のまつり、お皿は空っぽです。フローとママはエッブの仕業だと渋い顔。怒られたエッブはすねてボートに逃げこみます。そのうち雨が降り出し、ボートはどんどん沖へ流されてしまいました。前半ののんびりムードが後半は一転。荒波にもまれるエッブにはらはら。

文章は簡潔でリズムよく、ユーモラスな絵が登場人物の個性をのびのびと描いています。耳と尻尾を見るとエッブの心の声が聞こえてきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"You've eaten loads," said Flo. "Oh, Ebb!"
"Oh, Ebb!" said Mom.
Beep, Beep, said Bird.
The seagulls laughed and Ebb sulked.
濡れ衣を着せられてかわいそうなエッブ。

Harriet's Recital

Harriet's Recital (Nancy Carlson's Neighborhood)

Harriet's Recital  ナンシー・カールソン  文・絵

主なキャラクター
ハリエット 

ドキドキ、ガクガクの発表会。
バレエの発表会を控えてハリエットは心配でたまりません。舞台から落っこちたらどうしよう。衣装が破れちゃったら...。そして迎えた本番当日。絶対ムリ。頭が真っ白でとても踊れない。両親に連れられ何とか会場へ。舞台袖でも震えがとまりません。そしていよいよ出番です。

ステージ中央で震えるハリエット。深呼吸で気持ちを落ち着けて、まず最初のステップ。手の振りをつけて次のステップ。次第に体の動きもなめらかになり笑顔も出てきました。

イヌの女の子を主人公にしたシンプルなお話ですが、挑戦、勇気、自信などのメッセージがしっかり伝わってきます。発表会前の不安と緊張。踊り終えた後の自信と達成感。かわいいイラストを見ていると「がんばれハリエット」「やったね」なんて応援したくなります。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Were you frightened?" said Harriet's mother.
"Not a bit," said Harriet, and they all went out for a soda.
発表会が終わってハリエットはすっかり自信をつけたようです。

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Go, Dog. Go!

Go, Dog. Go! (Beginner Books(R))

それいけ、わんちゃん―Go,Dog.Go!
P.D. イーストマン文と絵  木原悦子訳 鈴木出版

お茶目なイヌたちがGO!GO!
表紙から最後のページまでイヌ、イヌ、イヌのオンパレードです。ローラースケートで、自転車にまたがって、キックスクーターで、車に乗ってGO!GO!赤い車に乗ってみんなが一目散にめざすのは1本の大きな木。一体、何が始まるのでしょう。

登場するイヌたちは白、黒、赤、青、黄、緑色と実にカラフル。お茶目な彼らを追いかけているうちに、色や前置詞、副詞(in・out・on・up・down・over・under・toなど)の使い方を楽しく自然に覚えられます。

何度か登場するピンクのメスと黄色いオスのかけあいが笑わせます。"Do you like my hat?"とピンクが聞けば答えは決まって"I do not." このふたりがお話の最後を飾ります。

1961年に発表された本書にキックスクーター(地面を蹴って進むハンドル付きの2輪車)が登場しているのがちょっと驚きです。40年後、コブタのオリビアが通学に使っているのを思い出しました。

本書はドクター・スースの「ネコ」のイラストがついた「Beginner Books」の1冊ですが、著者のP.D. イーストマンはドクター・スースとは別人です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Two dogs at play. At play up on top.
2匹がボールを打ち合っているのはプカリ浮かんだ気球のてっぺん!

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BOODIL MY DOG

Boodil My Dog (Owlet Book)

BOODIL MY DOG  Pija Lindenbaum 文と絵

主なキャラクター
ブーディル

うちのブーディルは世界一。
ブルテリアのプーディルの気ままな日常を綴った絵本です。凹凸のないつるんとした顔は独特の愛嬌をたたえていますが、ブーディルは仲間にも人にも愛想を振りまくタイプではありません。公園ではボール遊びをするよその犬を尻目にジーッとお座り。たまに気になる臭いをキャッチして行方不明になったりします。街角で出会う犬たちにあまり関心はないようです。家の中でお気に入りの場所はアームチェア。本当はパパ用だけどいつの間にかプーディル専用に。うなりを上げる掃除機に対しては警戒心を解きません。夜になると元気が出る夜型で、ソファでピョンピョン跳ね回って下の階から苦情がくることも。

大きな事件もドラマチックな活躍もありません。一緒に暮らす家族の子どもを語り手にしてブーディルの生態を細やかに、ゆる~く描きます。
She's the best dog in the whole world.という愛犬家の幸せが、どのページからもほのぼのと伝わってきます。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
Like an amazing white cannonball, Boodil leaps across the room.
白い弾丸がコーヒーテーブルをひとっ跳び。

finders keepers

Finders Keepers (Voyager)

みつけたものとさわったもの ウィルとニコラス 文と絵  晴海耕平訳  童話館出版

主なキャラクター
ナップ ウィンクル

「みっけ」と「タッチ」。お宝はどっちのもの?
タイトルの「finders keepers」は「拾ったものは自分のもの(見つけた者が所有者)」ということわざです。主人公はナップとウィンクルという2匹のイヌ。いっしょに地面を掘って、1本の骨を見つけました。ナップは「I saw it first.」と主張し、一方ウィンクルは「I touched it first.」と譲りません。「finder」になって骨の「keeper」となるのはどちらでしょうか。

ふたりは通りがかりの第三者に「Whose bone is it?」と尋ねます。農夫もヤギも床屋も、たかが骨1本に関心を払ってくれません。そこへやってきたのは大きなイヌ。渦中の骨を見て名案が浮かんだようです。「ワタシに任せなさい」と自信たっぷりです。

赤と黒と金茶の3色を大胆に配した色使いは実にダイナミックで、この作品の大きな魅力です。そしてユーモラスなキャラクターたち。争いの当事者ナップとウィンクルはいつも肩を並べて迷コンビって感じ。床屋にはカットの練習で体半分を丸刈りにされちゃうおヒト好しのふたりです。1本の骨をめぐる二者の対立とその結末は寓意を含み意味ありげですが、気軽に楽しみたいですね。
1952年のコルデコット賞受賞作品です。

ぴっくあっぷ名シーン迷場面
"Bone? Who cares about a bone? I'll give you some good advice instead. Don't go chasing after a goat unless your teeth are sharper than his hornes."
ヤギのMr.Tuftichinはこんな「忠告」というか脅し文句がぴったりなド迫力です。

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